私は、ペットを飼って無いので、この本に有った実態を知って、衝撃を受けました。
犬とか、猫とか飼ってる人は、その子の事を家族の一員だと思ってるものだと信じてましたが、そうで無い人の方が多いのかと思うと、人間のエゴと言うか、身勝手さに、腹が立ちました。(家族と思って無い人の方が、珍しいと思ってたんですが...。)
地域によって施設の呼び名は様々だそうですが、要らなくなったペットが処分されるまで居る施設での最後の写真集です。
まるで、ゴミか何かを始末してるみたいで、処分と言う言い方も嫌です。実際に殺されてる事には、違いが無いんですが、まだ殺すと言うのは、生きてる物に対してしか使わない言葉なので、死んでいくペット達が、生きてるんだと、飼育権を放棄した人に判らせる事が出来るのでは、と微かな期待をしてみたい物です。
飼い主が、持ち込んだ場合は、当日に殺されるそうです。捕獲された場合でも、3日目には殺されると言う事も知りませんでした。
この本の犬や猫達は、最後の一匹以外、もう生きてないです。それでもまだ、この世の中に存在したと言う証である写真を残せた分、唯死んで逝ってしまった無数の子達よりは、誰かの記憶の中で生きる事が出来るかも知れないので、ほんの少しだけですが、マシなのかもと思わせられます。本当は飼い主に捨てられ、殺されるんだから、良い事なんて無いんですが...。
この本に写ってる子達は、どの子も可愛いです。それぞれに個性も出てました。やんちゃそうな子や、落ち込んでしまって隅っこにうずくまってる子、背筋をピンと伸ばして顔は正面を見据えてる子、凄く哲学的な顔をした子も居ました。でも、どの子の目からも悲しそうな色は消せないです。
そして、この子達の写真を展示する事で、一匹でもこういった子達を無くそうと努力されてる事に頭が下がります。また、その展覧会を観ての感想が、写真の間に紹介されてるんですが、小学生の子達でも、ちゃんとメッセージを受取る事が出来るのに、と思うと余計に、捨てて行く飼い主の身勝手さに怒りを覚えます。
涙無くしては、見れない写真集かもしれませんが、それだけで終わらせれば、捨てて行く飼い主とたいした違いは無い様にも思えます。
「どうぶつたちへのレクイエム」と言うサイトで、一部写真も観る事が出来ます。
また、子供達のメッセージや、動物福祉ネットワークの活動も載ってて、もしかしたら、出来るかもと思う様な事も有りましたので、是非、覗いて見て欲しいです。
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~s-kodama/
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