2009/08/21

『バルサの食卓』

 『精霊の守り人』シリーズの上橋菜穂子さんと、南極料理人で有名になった西村さんを中心にした、チーム北海道がタッグを組んで、『守り人』シリーズと、『獣の奏者』や『狐笛のかなた』の中の料理を再現した本です。
 料理が出て来る場面の後に、その後に上橋さんの書き下ろしのエッセイと料理のレシピが写真付きで、紹介されてます。
 料理の写真が、どれも美味しそうで、涎が垂れてきます。料理は、架空の物かも知れないですが、今の日本で手に入る材料を使って作れる様になってるので、一度は挑戦してみたい物です。
 同時発売された、『神の守り人』は、近くの本屋さんでも売ってましたが、この『バルサの食卓』は、大きな本屋さんに行かないと売って無かったうえに、置いてる量も一方は、平積みだったのに対して、本棚に置いて有るだけの差が有りました。
 こんなに、美味しそうな料理本が冷遇されてるのは、とても残念に思いました。

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2008/12/16

「レッドクリフPart1」観ました

 昨日、やっとレッドクリフPart1を観て来ました。テレビの予告以上に大迫力に圧倒されてしまいました。大ヒット上映中と言う割には、席はガラガラでしたが、その方が落ち着いて観れたので、良かったかなと思います。
 周瑜がトニー・レオン、孔明が金城武とイケメンの方演じられてて、それを見るだけでも、ちょっとお得かなと思えるのに、この二人の役を見ると他の人が考えら無い位はまってました。
 はまってると言うと趙雲を演じられたフー・ジュンと言う方が、格好良くて、今後が気になります。
 今回は、「長坂の戦い」から、「赤壁の戦い」の前哨戦まででした。Part2で、水軍の戦いの場面が展開される事になりますが、その予告も流されてました。
 三国志ファンにとっては、三国志を基にした、ジョン・ウー監督の独自世界を表した作品と観るんでしょうが、そうでもないと、三国志に興味を持つ窓口になる作品かなと思います。
 それに、陣形なんて、図を見ても全く理解出来ないですが、動いている映像を見ると、まるで、軍師にでもなったかの様に判ってしまった気になりました。まあ、本当に判ってる訳では無いので、暫くすると忘れてしまうだと思いますが、それでも、有る程度判って本を読めばまた違って見えてくるかなと思います。
 三国志、殆ど読んだ事無かったんですが、これを見て、ちょっと挑戦してみようかなと言う気になるのが映画の凄い所だと思いました。
 特別出演として、中村獅童が甘興役で出演してました。この人の顔が好きになれないんですが、今回は、違和感無く観る事が出来ました。
 続くPart2は、来年の4月に公開の予定だそうです。
 レッドクリフの公式HP

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2008/03/09

『丕緒の鳥』

 小野不由美さんの「十二国記」シリーズの最新作です。待望の新作です。
 
 このお話は、新潮社から発売されてる「Yom Yom」と言う雑誌に掲載されてます。読むまでは、詳しい情報が無かったので、「丕緒」が人の名前だと言う事も判りませんでした。しかも、何時の時代で、何処の国の話なのかの情報も無かったので、ドキドキして読みました。
 新潮社の「Yom Yom」のサイトにも
何も詳しくは書かれてなかったので、余計気になってしまいました。

 今回、誰もが続きをと思った戴の話では無くて、慶の話でした。しかも、時代は、景王赤子、陽子が登極して間もない時の話でした。唯、主人公は、丕緒と言う下級官吏の人から見た景の王宮の移り替わりが中心に描かれてます。
 

 余談ですが、話の中に出てくる「陶鵲(とうしゃく)」の「鵲」と言う字なんですが、最近発売された、「扁鵲(へんせき)」と言う脂肪過多の人向けの薬と同じ字なので、最初振り仮名が有っても、つい、頭の中で、「とうせき」となってしまいました。

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2007/10/22

『谷川俊太郎質問箱』と言う本

「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載された「谷川俊太郎質問箱」を元に創られた本だそうです。最初は知らずに、帯に書かれてたさえちゃんと言う6才の女の子の質問とその答の一部を読んで、興味をひかれたので、購入してしまいました。
読むには30分もかからない本ですが、じっくり読むべきだと思います。中には、クスッと笑ってしまうような答から、ほろりとしてしまう答まで、様々ですが、心が癒されます。心が挫けそうになった時には、是非読んで、癒されて欲しいです。挿絵も可愛くて、和みます。
第4章には、谷川さんのお友達から、是非質問したいと言う事でされた質問が集められてましたが、その中に、ガチャピンとムックが居たのには、思わず笑ってしまいました。
最後に糸井さんと谷川さんの対談も収録されてて、それもお薦めです。質問を選んでた時の裏話とかも有って、へぇーと思ってしまいました。

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2007/07/08

『これは王国のかぎ』読みました

荻原規子さんと言う、お名前は知っていましたが、読んだ事無かったんですが、文庫が、並べられてたので、ついつい買ってしまいました。『空色勾玉』と言うシリーズを書かれてる事程度にしか、知らないんですが、少し前に、『ファンタジーのDNA』と言う本を書かれてて、ちらっと、立ち読みした時、同じ様な本を読んでたと言う事を知って、何時かは、読んでみたいなとは思ってました。

『これは王国のかぎ』の主人公は、15歳になったばかりの失恋したての高校生と言う設定になってます。彼女が、失恋して、泣いていて、気付くと、全く知らない世界で、生首の状態だったと言うのが、始まりです。
彼女、曰く、「首だけだと気づくのは、はだかだと気づくより何倍もはずかしいことだ。」と言うのには、なった事無いけど、どこか違うと、突っ込みたくなります。その首だけ状態の時に遭った人物は、実は、逃げ出して来てた王子様で、彼の事をご主人様と思ってついて行く事になります。彼は、結構人の話を聞かないし、勝手に思い込むはのちょっと自分中心の所もありますが、彼との出会いが有ったからこそ、こちらの世界での能力の発揮の方法を習得出来たので、重要な出会いだった訳です。しかも、後半、彼の出生が、物語の展開には必要不可欠で、最後に全てが判った時に、彼との出会いは必然だったと判る様になってました。
魔神族(ジン)として、知らない世界で生きていってても、どこか女子高生しての感じ方や考え方が残っていて、案外それが役に立ってたと言うのも面白いと思いました。

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2007/04/16

『狐笛のかなた』読みました

『精霊の守り人』の上橋菜穂子さんの作品です。先日、『精霊の守り人』の文庫本が発売されてたのを見て、ちょっと、ショックを受けた時に、一応手に取って見てみたら、同じく文庫で、発売されてると言うのが、裏表紙の折り返しの所に書かれてたので、これは、読んだ事無かったので、早速購入しました。
もともとは、児童文学として出版されてたそうですが、子供だけしか、読まないのは、勿体無いと言う気がしました。今回、文庫になった事で、こんなに面白い本が有ったんだと知る事が出来て、読めたので、文庫化に感謝です。
多少、内容が、子供向き?と思う所も有りましたが、子供は、素直に受け入れられるだろうから、大丈夫なのでしょうが、世間の垢にまみれてしまった大人が読むと、思わず考えさせられてしまう所もありました。
権力争いに巻き込まれて、辛い思いをするのは、力の無い子供達だと言う事は、時代が変わっても変わらない現実として、存在すると言う事は悲しい事です。それでも、たくましく生き抜く様は、勇気を与えられます。

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2007/01/25

『エラゴン』映画と本

去年の夏頃から、本屋で山積みされてるのを、見かけてたので、知ってはいたんですが、読む気は無かったのが、年末に映画の予告をテレビで見て、映画観に行ってしまいました。その上、本まで、借りて読みました。

先に映画を観てから、本を読んだので、映画は先入観なしで楽しめました。多分、本を読んでたら、多少は、不満も有ったかも知れないです。唯、景色の雄大さとか、ドラゴンの飛んでる姿は、やっぱり視覚から入った方が、判り易いと思います。それと、魔法を使った時の効果とかは、もう絶対映像には叶わないと思います。

本で出てきた人で、映画にもそれらしき人として登場してた占い師の女性が、実は、結構重要人物だったりとか、反乱軍ヴァーデンの本拠地に着いた時の様子が、違ってたりとか有りましたが、映画を観たから、本も読んだのだと思いますので、それはそれで良かったのでは無いかと思います。

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2006/12/14

『みぃつけた』を楽しむ

バーチャル長崎屋で、本屋の店頭で『みぃつけた』を見つけたら、是非カバーをめくって欲しいと言う様な事が書かれてたので、買って帰って早速カバーをはがして見て、思わず余りの可愛さに絶叫してしまいました。是非と言った理由が判りました。裏表紙も是非見て下さい。これは、ちょっと笑えます。でも、これも可愛いです。

しゃばけシリーズの主人公の若旦那の子供時代のお話を、ビジュアル・ストーリー・ブック(帯にそう書いてました)にして有りました。若旦那が、鳴家と仲良くなった経緯が紹介されてます。カバー絵の若旦那は、珍しく元気な様子をしています。でもやっぱり若旦那は、寝込んでます。

バーチャル長崎屋で色々楽しみ方が紹介されてて、初級編では、一人だけ鳴家の腰巻が違うのが居るとか、中級編では、鳴家以外の妖が一人だけ登場しているとか、書かれてて、それを見つけるのも、楽しみの一つです。何より、今までの挿絵は白黒でしたが、全てカラーだと言うのも、やっぱり見てて可愛くて楽しみです。

ビジュアル・ストーリー・ブックと言う事も有るのか、奥付にも、鳴家のイラストが描かれてて、その子がちゃんと本を読んでます。本は、直ぐに読めるし、そんなに内容がある訳では無いですが、兎に角、文とイラストが一体化してて、とても楽しいです。飽きずに眺めていられます。それに、今なら応募券が付いてて、しゃばけ大福帳が当たるかも知れません。

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2006/09/27

『スイート・ホーム殺人事件』

本屋で、ミステリーの特集をやってて、何気無く、買ってしまいました。買った一因は表紙にもありました。何だかほのぼのとしてて、殺人事件とあまり結びつかない様な物でした。
本自体は、新刊ではなくて、元々は1976年に発行された物でした。今まで、出会う機会が無かったのも、不思議な気もしますが、そこまで、本を読む訳じゃないので、仕方無いと思います。

舞台は、推理小説作家の母親と暮らす、3人の姉弟の家周辺です。紹介に幼い3姉弟と有るんですが、それには、どうしても、違和感を覚えました。一番年下の子でも10歳で、一番年上の子は14歳です。幼いと言えるのは、せいぜい5、6歳までの様な気がします。

事の発端は、3姉弟の隣家の主婦が殺害された事に始まります。子供達は、何とかして、母親に事件を解決させて、その評判で、小説が売れる様になればと、画策して行く過程が書かれてる話ですが、母親は、事件に一向に興味を示さないで、新しい小説を執筆するのに一生懸命になってて、悩んでる内に、新たな事件まで発生してしまい、3人寄れば文殊の知恵じゃないですが、知恵を出し合おうとしても、ついつい他の事に気を取られてしまったりと、大騒動になります。

3人がそれぞれに個性的で、得意分野が違うのを、自分達も自覚していて、ちゃんと、利用してる所が凄いです。隣家で起きた殺人事件なので、解決するまで、警官が、隣家に居る状況なのですが、それすら利用してる所が、したたかです。その上、母親に新しい夫を見つけようとして画策もしてます。

内容自体とは、あまり関係無いですが、所々、言葉使いが変だと、思う箇所が何ヶ所か有りました。多分今の時代の翻訳と違うからなんでしょうが、それが、読んでる時に気になってしまいました。そこで、一気に興ざめしてしまうんですが、多分私が気にしすぎなんだと思います。内容は、ミステリーとしては、上位に入ると思うので、残念です。

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2006/07/24

悲しい本、『どうぶつたちへのレクイエム』

私は、ペットを飼って無いので、この本に有った実態を知って、衝撃を受けました。
犬とか、猫とか飼ってる人は、その子の事を家族の一員だと思ってるものだと信じてましたが、そうで無い人の方が多いのかと思うと、人間のエゴと言うか、身勝手さに、腹が立ちました。(家族と思って無い人の方が、珍しいと思ってたんですが...。)

地域によって施設の呼び名は様々だそうですが、要らなくなったペットが処分されるまで居る施設での最後の写真集です。
まるで、ゴミか何かを始末してるみたいで、処分と言う言い方も嫌です。実際に殺されてる事には、違いが無いんですが、まだ殺すと言うのは、生きてる物に対してしか使わない言葉なので、死んでいくペット達が、生きてるんだと、飼育権を放棄した人に判らせる事が出来るのでは、と微かな期待をしてみたい物です。
飼い主が、持ち込んだ場合は、当日に殺されるそうです。捕獲された場合でも、3日目には殺されると言う事も知りませんでした。

この本の犬や猫達は、最後の一匹以外、もう生きてないです。それでもまだ、この世の中に存在したと言う証である写真を残せた分、唯死んで逝ってしまった無数の子達よりは、誰かの記憶の中で生きる事が出来るかも知れないので、ほんの少しだけですが、マシなのかもと思わせられます。本当は飼い主に捨てられ、殺されるんだから、良い事なんて無いんですが...。

この本に写ってる子達は、どの子も可愛いです。それぞれに個性も出てました。やんちゃそうな子や、落ち込んでしまって隅っこにうずくまってる子、背筋をピンと伸ばして顔は正面を見据えてる子、凄く哲学的な顔をした子も居ました。でも、どの子の目からも悲しそうな色は消せないです。
そして、この子達の写真を展示する事で、一匹でもこういった子達を無くそうと努力されてる事に頭が下がります。また、その展覧会を観ての感想が、写真の間に紹介されてるんですが、小学生の子達でも、ちゃんとメッセージを受取る事が出来るのに、と思うと余計に、捨てて行く飼い主の身勝手さに怒りを覚えます。
涙無くしては、見れない写真集かもしれませんが、それだけで終わらせれば、捨てて行く飼い主とたいした違いは無い様にも思えます。

「どうぶつたちへのレクイエム」と言うサイトで、一部写真も観る事が出来ます。
また、子供達のメッセージや、動物福祉ネットワークの活動も載ってて、もしかしたら、出来るかもと思う様な事も有りましたので、是非、覗いて見て欲しいです。
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~s-kodama/

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